インタータイヨウ（1999年生、母キョウエイタイヨウ）

インタータイヨウ（1999年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時6歳）と交配したキョウエイタイヨウが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地28戦7勝2着2回、中央障害1戦0勝2着1回、地方8戦1勝2着3回。2002年のジャパンダートダービー(G1)で2着に入った他、2002年のユニコーンステークス(G3)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

8月11日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のミスイロンデルに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月16日、中1週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシベリアンメドウにクビ差届かず2着となった。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファンドリツバサに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月15日、中4週で迎えた7戦目は、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルセレクトをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

3歳（2002年）

1月27日、中5週で迎えた8戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサンライズキングをハナ差振り切って優勝

2月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（6戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月1日、中9週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、3歳G3の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエストレーノに1馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

6月1日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた11戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（8戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したヒミツヘイキを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中4週で迎えた12戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で秋山真一郎騎手（9戦5勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったゴールドアリュールに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中8週で迎えた13戦目は、3歳G3のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で秋山真一郎騎手（10戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したクーリンガーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で秋山真一郎騎手（11戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4歳（2003年）

3月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた15戦目は、G3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で秋山真一郎騎手（12戦5勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた16戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

5月5日、中4週で迎えた17戦目は、G3の群馬記念（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（13戦5勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた18戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

5月31日、中1週で迎えた19戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（14戦5勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた20戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（15戦5勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月27日、中4週で迎えた21戦目は、KBC杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（16戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のロードプリヴェイルに1馬身の差をつけて6勝目を収める

8月24日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（17戦6勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクーリンガーをハナ差振り切って7勝目を手に入れた。

10月5日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（18戦7勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた24戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい16着に敗れた。

5歳（2004年）

4月3日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は秋山真一郎騎手（19戦7勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた26戦目は、G3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（20戦7勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた27戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた28戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（21戦7勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月1日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのKBC杯（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（22戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロングカイソウを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけてファンの高評価に応えた。

8月16日、中1週で迎えた30戦目は、G3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（23戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したニホンピロサートを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中6週で迎えた31戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（24戦8勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6歳（2005年）

7月31日、約10か月の休み明けで迎えた32戦目は、KBC杯（小倉ダート1700m 晴/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（25戦8勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた33戦目は、G3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（26戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月2日、中6週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた34戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で秋山真一郎騎手（27戦8勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンのエニフステークス（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で秋山真一郎騎手（28戦8勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

7歳（2006年）

4月23日、約6か月半の休み明けで迎えた36戦目は、G3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で秋山真一郎騎手（29戦8勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた37戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったペルフェットから5馬身差の2着となった。