ブゼンリック（1985年生、母ホウシユウフブキ）

ブゼンリック（1985年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のボールドリツク（当時24歳）と交配したホウシユウフブキが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三枝牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着4回、中央障害2戦0勝。1988年のバイオレットステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

12月6日、デビュー戦は武田悟騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、タイシンシアに交わされて3馬身差の2着となった。

12月20日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武田悟騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のマチカネノハルコを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（1988年）

1月6日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのKBS京都紅梅賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武田悟騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のつばき賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

9月10日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の箕面特別（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったミントスターに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の吹田特別（阪神芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナナヨースパークを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は脚勢が衰えて18着に敗れた。

12月17日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下の芦屋川特別（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフレッシュアピールに4馬身の差をつけて2勝目を収める

4歳（1989年）

1月5日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の初夢賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたヒシノスープラ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

1月22日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の深草特別（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

3月11日、中4週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴールドペチに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

5歳（1990年）

2月3日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の氷ノ山特別（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は松永昌博騎手（9戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4月28日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた18戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。7着に敗れた。