サンダーリズム（1987年生、母ヘルメスレデイ）

サンダーリズム（1987年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のプルラリズム（当時7歳）と交配したヘルメスレデイが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）林農場。戦績は、中央平地24戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の平尾台特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

6月30日、デビュー戦は田島裕和騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマルカシンフォニーに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月15日、中8週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の桑名特別（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島裕和騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月24日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田島裕和騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマヤノリファーズに1馬身3/4の差をつけて制した。

12月22日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田島裕和騎手（6戦2勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

4歳（1991年）

1月12日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田島裕和騎手（7戦2勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で田島裕和騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のシルクメロディに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月16日、中2週で迎えた10戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

5歳（1992年）

2月29日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（9戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3月15日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、5歳以上900万下の長良川特別（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（10戦3勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着を確保した。

3月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（11戦3勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

7月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（12戦3勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7月18日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で田島裕和騎手（13戦3勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた16戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウホムラに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月1日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（14戦3勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月22日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（15戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（16戦3勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

6歳（1993年）

1月10日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（17戦3勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコマモアンジェリカを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

2月14日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の橿原ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（18戦4勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた23戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の心斎橋ステークス（阪神ダート1400m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田島裕和騎手（19戦4勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。