ディーエスエール（2020年生、母エーシンウェンディ）

ディーエスエール（2020年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のバンブーエール（当時17歳）と交配したエーシンウェンディが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大北牧場。2023年の水無月賞で2着に入った他、2023年の梅月賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アフリートファームから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、北海道馬主会秋谷寿之によって605万円で落札された。

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

7月21日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/重）に出走。馬体重は500kg。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ドロットニングにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したニシケンリターンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月17日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、オペラに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1100m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のポヴディーコスに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ドンドンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ8（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本咲希到騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のLEGEND 折茂武彦賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本咲希到騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のプラチナムロッドに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月10日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンのトパーズ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山本咲希到騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3歳（2023年）

4月20日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鳥待月特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた11戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の稲苗月特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳オープンの梅月賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず3着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳オープンの水無月賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシーサーペントに詰め切れず、3馬身差の2着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C3-1（門別ダート1200m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のリコーニックを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月27日、中1週で迎えた15戦目は、ネジバナ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、キキョウ特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ブルーアローに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた17戦目は、ネズミモチ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のディオスメッセージに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳オープンの王冠賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、リードを2馬身以上保って、で集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた19戦目は、ランタナ特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎光行騎手（7戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルーアローに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月5日、中1週で迎えた20戦目は、サイアーライン特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で宮崎光行騎手（8戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた21戦目は、静内産米「万馬券」特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で宮崎光行騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリコールガーに約10馬身の大差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2024年）

4月17日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、北海道富良野ホップ炭酸水特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で宮崎光行騎手（10戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、フクノバルトランに交わされて2馬身差の2着に敗北した。