フクノバルトラン（2019年生、母ピントゥハティ）

フクノバルトラン（2019年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+フランスの都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のワールドエース（当時10歳）と交配したピントゥハティが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は株式会社ケイズ。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C4-4。

経歴

デビュー前

四位洋文厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

4月2日、デビュー戦は小沢大仁騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

7月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

2022年7月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月6日、中5週で迎えた3戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペイシャガンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月29日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のラップランドを半馬身振り切って2勝目を収める

10月12日、中1週で迎えた5戦目は、新ひだか建設協会特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラファエーレに7馬身の差をつけて順当に勝利した。

10月25日、中1週で迎えた6戦目は、鉄人桜井良太特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスパイダーバローズを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月30日、中8週で迎えた7戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳152万円以下（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルエールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2023年）

1月25日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、りゅうこつ座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた11戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く最後はブルーヘスターと並んで5着同着となった。

5月4日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、リボンナポリン特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウイチズにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月18日、中1週で迎えた13戦目は、すながわスイートロード特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（5戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったタイキモンストルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた14戦目は、ライラック特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（6戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスダワールドを豪脚で半馬身差し切って単勝一倍台の期待に応えた。

6月29日、中3週で迎えた15戦目は、ザクロ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したメイショウイチズを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中3週で迎えた16戦目は、優駿の里安平町道の駅特別（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（8戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したスダワールドにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月24日、中3週で迎えた17戦目は、北海道野菜王国にったん特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（9戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカーロデスティーノを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って1番人気に応えた。

9月21日、中3週で迎えた18戦目は、エスケンデレヤ賞（門別ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（10戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた19戦目は、静内産米「万馬券」特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で桑村真明騎手（11戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた20戦目は、北海道厩務員会特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で桑村真明騎手（12戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したリコールガーにハナ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2024年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、おおいぬ座特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラバテラリュージュを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中2週で迎えた22戦目は、オフト新潟賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた23戦目は、梅花特別（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた24戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ゴールデン・ドリーム賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したロンギングナイスに半馬身届かず2着となった。

4月17日、中3週で迎えた25戦目は、北海道富良野ホップ炭酸水特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（13戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るディーエスエールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて8勝目を手にした。