ニューポートビーチ（2008年生、母タイキクリスティー）

ニューポートビーチ（2008年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「アメリカのゴルフ場名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時13歳）と交配したタイキクリスティーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方21戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月20日、デビュー戦は中村将之騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。17頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3歳（2011年）

6月19日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

8月31日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のビットオブラックに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の智子誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトキノキングに6馬身の差をつけて制した。

9月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴールドファイターに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月7日、中6週で迎えた8戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた9戦目は、『あっぱれ!天下御免』発売記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エリモロワイヤルに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月4日、中1週で迎えた10戦目は、えびす賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイユウザンに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、なずな特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエーティーブラボーを半馬身振り切って5勝目を獲得した。

2月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したヒシラスティを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、坂崎くん喜村さん結婚記念杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモアレストに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月6日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた14戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモアンフォセに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月20日、中1週で迎えた15戦目は、ノトキリシマ賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月17日、中7週で迎えた16戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、和倉温泉杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた17戦目は、吉澤AF記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた20戦目は、ネット投票はオッズパーク賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた21戦目は、日本トーターカップ（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（3戦2勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴールドアシュレイを差し切れず、3馬身差の2着となった。

10月14日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた23戦目は、香林坊ラモーダ1周年特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月27日、中1週で迎えた24戦目は、おんねも祭り特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に敗れた。