マルマツキセキ（2002年生、母マルマツフィーバー）

マルマツキセキ（2002年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時16歳）と交配したマルマツフィーバーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田端牧場。戦績は、地方17戦9勝2着2回。2005年のベイサイドスター賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森勇厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2004年）

10月27日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は516kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったエアムートンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3歳（2005年）

1月1日、中8週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のドリームゼファーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月18日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヨシノダイオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

4月22日、中8週で迎えた4戦目は、3歳オープンのベイサイドスター賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、スプリームシュガーにアタマ差交わされて2着となった。

6月1日、中5週で迎えた5戦目は、3歳戦のナイスシューズ特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

9月7日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳戦のオータムフラワー賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のウエストチェスターに2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

10月12日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月24日、中5週で迎えた8戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモスウィートに4馬身の差をつけて優勝

12月29日、中4週で迎えた9戦目は、ウインターテール特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（5戦3勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

4歳（2006年）

1月11日、中1週で迎えた10戦目は、初茜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るジーンハンターを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

2月14日、中4週で迎えた11戦目は、フレンドリービット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（7戦4勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

4月4日、中6週で迎えた12戦目は、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（8戦4勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月5日、中3週で迎えた13戦目は、鍾馗盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（9戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のトモノイグザンブルに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月1日、中3週で迎えた14戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で繁田健一騎手（10戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた15戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ファンシーレイン特別（船橋ダート1700m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナイキバリアントに2馬身の差をつけて優勝

7月25日、中5週で迎えた16戦目は、ファビィステッキ特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエーピーライデンに4馬身の差をつけて8勝目を掴み取った。

11月16日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦の十三夜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（11戦5勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のリュウノーザンに2馬身の差をつけて制した。