ロマンスオーラ（2003年生、母ザナック）

ロマンスオーラ（2003年5月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ロマンス＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時11歳）と交配したザナックが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は高村伸一。戦績は、中央平地24戦0勝、地方8戦2勝。主な勝ち鞍は2007年のポラリス特別(一般A3-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高村伸一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、石川新一から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、岩瀬正志によって661.5万円で落札された。

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

8月6日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

10月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

11月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

3歳（2006年）

1月5日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

1月14日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

2月9日、中3週で迎えた7戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の雪割草賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゴールデンラダーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

11月5日、約8か月の休み明けで迎えた9戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

12月17日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

4歳（2007年）

2月5日、中6週で迎えた11戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、サンライズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた12戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

3月21日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた14戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた15戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、ミランダ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月7日、中5週で迎えた16戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた17戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、アンタレス特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

8月8日、中1週で迎えた18戦目は、ポラリス特別（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のミルククラウンをクビ差制して久方ぶりに美酒を浴びた。

8月26日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日経賞（札幌芝1500m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

5歳（2008年）

1月27日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉直人騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

3月22日、中6週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた25戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

5月21日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた26戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、’08スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた27戦目は、’08メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

6月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

7月13日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた29戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた30戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れる脚を使えず18着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた31戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八幡特別（小倉芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。