’08メトロポリタンジューンカップ

レース展開

キングオブライヒが端に立つ形、そのすぐ後ろに続くブローザウインド

キングオブライヒが端に立ち、後続との差を1馬身ほど保って馬群を先導。単独の2番手にブローザウインドが続く。そのすぐ後ろ、スズランメイクが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションにいるのはケイアイカールトンとキングビスケット。その1馬身後ろ、ワンダープロは中団前め。フォワードダンサーは中団馬群の真ん中を追走。タケショウヤマトとベルモントコロナは中団後方の位置取り。その後ろ、ロマンスオーラが10番手。ソーマサイトは後方5番手で他馬の様子をうかがいながらの競馬。セイワクリスタルは後方4番手に控えて虎視眈々と機をうかがう。後方3番手でジックリと折り合いに専念するのはシンゼンタイヨウ。後方2番手の位置で息を潜めて脚をタメるのはアレクシオス。シンガリにゲットアウトがいる隊列で最初のコーナーを通過。

’08メトロポリタンジューンC、スズランメイクが古豪の威厳を示す様なパワフルな走りで10勝目を達成

先頭はブローザウインドとキングオブライヒでリードは1馬身。スズランメイクが3番手。その直後、キングビスケットが4番手。1馬身離れて、ケイアイカールトンが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、単独で先頭に立ったキングオブライヒが粘り続ける。そのまま押し切るかに思われたが、絶好位にいたスズランメイクが一完歩ずつ着実に末脚を伸ばしてキングオブライヒを差し切ると、最後は3/4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。2着のキングオブライヒからクビ差の3着には、4番手の位置から力強い脚捌きでゴールまで走り切った2番人気のキングビスケットが入った。そこから半馬身遅れた4着には、途中から先頭に立ったブローザウインドが入線、さらに半馬身差の5着には、中団前目にいた1番人気のワンダープロが食い込んだ。