コスモトルーパー（2000年生、母Bries Golden Girl）

コスモトルーパー（2000年2月19日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋騎兵馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のDeputy Commander（当時6歳）と交配したBries Golden Girlが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方13戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

9月15日、デビュー戦は井西泰政騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた2戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた4戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたサツキアルテミス決め手に屈してハナ差の2着となった。

11月30日、中1週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月14日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったサンワードベッカムに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2003年）

3月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

4月5日、中1週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダンシングサーカスに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月11日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた10戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

10月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた12戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

12月20日、中5週で迎えた13戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4歳（2004年）

1月18日、中3週で迎えた14戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた15戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴィーナス賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月6日、約6か月の休み明けで迎えた16戦目は、久保勇一騎手を鞍上に迎えて、へびつかい座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた17戦目は、天王星特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保勇一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた18戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったホシノゴールドに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月16日、連闘で迎えた19戦目は、うお座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は久保勇一騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた20戦目は、爽秋特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた21戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、野火止特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったウィズデライトにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

5歳（2005年）

3月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた22戦目は、一般C1三四（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したカミノサイレンスを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

3月24日、中1週で迎えた23戦目は、おおいぬ座特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた24戦目は、六分儀座特別（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

5月11日、中4週で迎えた25戦目は、こいぬ座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のエクシードリミットに4馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

5月29日、中2週で迎えた26戦目は、ペガサス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和博騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

12月8日、約6か月半の休み明けで迎えた27戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、小豆沢特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。