シゲルポンカン（2009年生、母サマーヴォヤージュ）

シゲルポンカン（2009年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋椪柑」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時14歳）と交配したサマーヴォヤージュが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）山際牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方13戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の一般C2三四五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山際牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、山際牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって262.5万円で落札された。

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月8日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

11月20日、中5週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、6着を確保した。

3歳（2012年）

6月9日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

7月21日、中5週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

9月23日、中8週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

4歳（2013年）

4月18日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

5月22日、中4週で迎えた7戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトウカイアローネに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月14日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミシカに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月5日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のファーストバレーに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月24日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハマノジョーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月20日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、トウカイガンバにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のマルダイプリンセスに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

10月16日、中5週で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップキューピット賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、千種川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた15戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の大須特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

5歳（2014年）

2月9日、中7週で迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

3月26日、中5週で迎えた17戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、市川特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

5月24日、中7週で迎えた18戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、若葉特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた19戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、あじさい特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた20戦目は、向暑特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。