ノボアース（2005年生、母ノボサンシャイン）

ノボアース（2005年6月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋地球」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時11歳）と交配したノボサンシャインが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方33戦11勝2着3回。2009年の高知市長賞に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

3月23日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

9月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般E6（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るオープンバッハを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月10日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般E4（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロータスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を収める

10月19日、連闘で迎えた7戦目は、山勝会特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカツマサフレッシュに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般D7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（2戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカツマサフレッシュに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般D6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロングコジーンに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月23日、連闘で迎えた10戦目は、霜月特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアースクエイクに7馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月14日、中2週で迎えた11戦目は、ターコイズ特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月21日、連闘で迎えた12戦目は、一般A Bイ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（6戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイシノファイターに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた13戦目は、高知市長賞（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中西達也騎手（7戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンシングパールに7馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。

3月14日、中9週で迎えた14戦目は、弥生特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中西達也騎手（8戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るイルラーゴを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

10月2日、中7週で迎えた16戦目は、一般A2（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（9戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた17戦目は、スペシャリスト特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は西山裕貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

11月29日、中4週で迎えた18戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般A3 B2（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したフェルメールタッチにハナ差届かず2着に惜敗した。

12月31日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた19戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、恒例の年末競馬祭特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

5歳（2010年）

2月20日、中6週で迎えた20戦目は、一般A4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（10戦8勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた21戦目は、ピカラKCB特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（11戦8勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた22戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（12戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のグッドホープを3/4馬身振り切って10勝目を達成した。

5月9日、中4週で迎えた23戦目は、山菜コシアブラ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は西山裕貴騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた24戦目は、海上王岩崎弥太郎特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西山裕貴騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた25戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（13戦9勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したプルーフオブキングを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

6月20日、中1週で迎えた26戦目は、勤王党武市半平太特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（14戦9勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた27戦目は、維新号特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（15戦9勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

10月3日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた29戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヘイハチドリームをアタマ差振り切って圧倒的人気に応えた。

12月11日、中5週で迎えた30戦目は、キラメッセ室戸特別（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は西山裕貴騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた31戦目は、サンタとトナカイ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西山裕貴騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

6歳（2011年）

1月8日、中1週で迎えた32戦目は、高知県獣医師会3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西山裕貴騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた33戦目は、一般A3（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西山裕貴騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた34戦目は、荒磯特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西山裕貴騎手（8戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた35戦目は、一般A4（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で西山裕貴騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた36戦目は、がんばれ宮城特別（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で西山裕貴騎手（10戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた37戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で西山裕貴騎手（11戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スペシャルシーズンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。