トサノケントー（1998年生、母イブキマイダンサー）

トサノケントー（1998年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時10歳）と交配したイブキマイダンサーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は山本高義。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦3勝。2000年のサマーチャレンジ4で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

谷口常信厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2000年）

5月3日、デビュー戦は藤倉寛幸騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のプリティーマーシュに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月31日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月29日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤倉寛幸騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤倉寛幸騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ4（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤倉寛幸騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月9日、連闘で迎えた6戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ5（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤倉寛幸騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（札幌芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤倉寛幸騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

9月3日、連闘で迎えた8戦目は、3歳500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で藤倉寛幸騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

10月24日、中6週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、2歳オープンのエルコンドルパサー特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤倉寛幸騎手（8戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた10戦目は、2歳オープンのフサイチコンコルド特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤倉寛幸騎手（9戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた11戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのメジロライアン特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

3歳（2001年）

1月10日、中6週で迎えた12戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の福寿草特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の若駒特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は石井勝男騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた15戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の菜の花特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のユーエムアスキーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の春蘭特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた17戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の東京王冠賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた19戦目は、3歳戦のガーベラ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞の若潮盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

11月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦の晩秋特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のラピスラズリ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

4歳（2002年）

1月3日、中1週で迎えた23戦目は、山中尊徳騎手を鞍上に迎えて、磨墨特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた24戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、寒梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた25戦目は、駿光特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた26戦目は、佐宗応和騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1二（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐宗応和騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1二（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐宗応和騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた29戦目は、草笛特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐宗応和騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた30戦目は、風待月特別（大井ダート1690m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐宗応和騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1四五（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐宗応和騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るイクノトップクインをハナ差だけ差し切って久々に白星を挙げた。

8月10日、中4週で迎えた32戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、江戸川区特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた33戦目は、葛飾区特別（大井ダート1690m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐宗応和騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

9月26日、中4週で迎えた34戦目は、一般C1一（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐宗応和騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた35戦目は、文京区特別（大井ダート1690m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐宗応和騎手（8戦1勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

5歳（2003年）

1月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた36戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、初夢特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。