ユーエムアスキー（1998年生、母サーファーガール）

ユーエムアスキー（1998年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時22歳）と交配したサーファーガールが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、地方36戦8勝2着6回。主な勝ち鞍は2002年の千葉テレビ放送盃(一般A2以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

白川章司厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2000年）

7月31日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は528kg。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったキクノタイヨウに詰め切れず、3馬身差の2着に敗れた。

11月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサザンテツノスケを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の冬苺特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のハヤブサモンドに4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

3歳（2001年）

2月6日、中6週で迎えた4戦目は、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月15日、連闘で馬体重を前走から15kg減らして迎えた5戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の菜の花特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたトサノケントー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた7戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’01雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

10月15日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から37kg戻して迎えた8戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したツインズジョーカーにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月21日、中4週で迎えた9戦目は、一般C1三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキクノタイヨウに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

12月21日、中3週で迎えた10戦目は、トルコ石特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴァーゴを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って4勝目を挙げた。

4歳（2002年）

2月1日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、ハンデ戦の白雪特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（9戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったスプリングシオンから2馬身差の2着に敗北した。

2月26日、中3週で迎えた12戦目は、フレンドリーステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（10戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヒシサクセスに4馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

3月29日、中3週で迎えた13戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のマーチ特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアルファメガに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月18日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の卯月特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（11戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったベルモントアクターに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（12戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマタイセイに1馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

5月29日、中2週で迎えた16戦目は、プロキオン賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（13戦6勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月28日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦のジューン特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（14戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

7月22日、中2週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた18戦目は、ハンデ戦の’02サマーナイトカップ（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月28日、中4週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた19戦目は、ハンデ戦の千葉テレビ放送盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカーディアンゴットを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って優勝

9月18日、中2週で迎えた20戦目は、G2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の錦秋特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（15戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月6日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、椎名廣明騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の師走特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（16戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

5歳（2003年）

1月23日、中6週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の新春千葉盃（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は椎名廣明騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で椎名廣明騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るベルモントオリーブを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

3月26日、中5週で迎えた26戦目は、G2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で椎名廣明騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で椎名廣明騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6歳（2004年）

2月9日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた28戦目は、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3月23日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の弥生特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

9月22日、約6か月の休み明けで迎えた30戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の房総特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の陽月特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

7歳（2005年）

4月15日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた33戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、春馬特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた34戦目は、薫風特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた35戦目は、青嵐特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

6月2日、連闘で迎えた36戦目は、ハンデ戦のムーンストーン特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。