トーセンインディ（2008年生、母ピンロックリー）

トーセンインディ（2008年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母父名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時12歳）と交配したピンロックリーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地27戦1勝2着4回、地方9戦2勝2着1回。2010年のロージズインメイ賞(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐久間雅貴厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

5月20日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は424kg。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したデスティニーホープを差し切れず、1馬身差の2着となった。

6月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた4戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず3着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダブルタイムをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

7月28日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラジェントリラブに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

9月2日、中2週で迎えた8戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳オープンのロージズインメイ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月3日、中1週で迎えた10戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

11月14日、中5週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた12戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3歳（2011年）

1月8日、中3週で迎えた13戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったターゲットマシンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月27日、中6週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

8月27日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアルマトゥーラにクビ差届かず2着となった。

9月25日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

10月29日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の巻特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦0勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた20戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4歳（2012年）

1月9日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

7月8日、約6か月の休養明けで迎えた23戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブリッジクライムに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月5日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したエアルプロンにハナ差届かず2着となった。

9月1日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

10月13日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（8戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るステルミナートを上がり3位タイの末脚で3/4馬身差し切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5歳（2013年）

1月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（10戦1勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（11戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（12戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた32戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

6月22日、中5週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（13戦1勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（14戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた35戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた36戦目は、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は江田照男騎手（15戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。