フォルミダービレ（2006年生、母デイトナイト）

フォルミダービレ（2006年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「恐るべし（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したデイトナイトが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）雅牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着3回。2009年のユニコーンステークス(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月16日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったブルーセイコーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2009年）

1月10日、中5週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシュヴァイツァーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月24日、中1週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスギノブレイドをクビ差振り切って初白星を挙げた。

2月14日、中2週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

3月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエジソンを3/4馬身振り切って雨下の戦いを制した。

5月2日、中6週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

6月6日、中4週で迎えた8戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入った。

10月4日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、抜け出したコロナグラフにアタマ差届かず2着に甘んじた。

11月1日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアースリヴィングを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

5歳（2011年）

5月8日、約18か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。