キングスペンサー（1997年生、母ナスノコブシ）

キングスペンサー（1997年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時11歳）と交配したナスノコブシが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）青南ムラカミファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方41戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

伊藤強一厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1999年）

6月2日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた2戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

8月11日、中6週で迎えた3戦目は、国信満騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国信満騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。5着を確保した。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月7日、連闘で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のエゾノシュンランに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2000年）

2月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、3歳地方重賞の節分特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた9戦目は、堺克敏騎手を鞍上に迎えて、4歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で堺克敏騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた11戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若獅子特別（P）（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のかきつばた賞（中京芝2500m 雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

6月3日、連闘で迎えた14戦目は、4歳500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下の野苺賞（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

7月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は堺克敏騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた17戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

4歳（2001年）

1月22日、約6か月の休養明けで迎えた18戦目は、一般C3ヌ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は堺克敏騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた19戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般C3ヌ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3ヌ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3 C4（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた22戦目は、一般C（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた23戦目は、一般C（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月17日、中2週で迎えた24戦目は、一般C（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた25戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高木健騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた27戦目は、高田知和騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るテンノハヤブサを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

7月30日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田知和騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケンロクホマレに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた29戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマトバイアモンに3馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月28日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエビスロンバードを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

9月10日、中1週で迎えた31戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るデットラインを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

10月7日、中3週で迎えた32戦目は、エッグ杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長嶋和彦騎手（3戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で長嶋和彦騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上キープして、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で長嶋和彦騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で長嶋和彦騎手（6戦3勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた36戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で長嶋和彦騎手（7戦3勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月17日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた37戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で長嶋和彦騎手（8戦3勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

12月29日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた38戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で長嶋和彦騎手（9戦3勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

5歳（2002年）

1月9日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で長嶋和彦騎手（10戦3勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

4月14日、約3か月の休養明けで迎えた40戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた41戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は長嶋和彦騎手（11戦3勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた42戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

5月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた43戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクロスカントリーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6月8日、中1週で迎えた44戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は長嶋和彦騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた45戦目は、一般B2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。