シロキタシンザン（1989年生、母マルベリーダスト）

シロキタシンザン（1989年3月6日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミホシンザン（当時7歳）と交配したマルベリーダストが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地26戦3勝2着3回、地方14戦0勝2着3回。1992年のバイオレットステークス(オープン)に勝利した他、1992年のマーガレットステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

10月13日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったポットリチャードにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったランスオブスリルにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、伸びてきたキタシバリヨン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3歳（1992年）

2月8日、中8週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマンデーグローリーを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

2月22日、中1週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのバイオレットステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフリークフィールドに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

3月29日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 小雨/重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの若草ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

6月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

7月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

4歳（1993年）

1月31日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた13戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた14戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた15戦目は、武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の心斎橋ステークス（阪神ダート1400m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた17戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、上賀茂ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌芝2600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた21戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月1日、連闘で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のUHB賞（札幌芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月31日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で久保田英敬騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上900万下のみちのく特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保田英敬騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のバンブードラゴンを半馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

12月12日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で久保田英敬騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

5歳（1994年）

8月10日、約8か月の休み明けで迎えた27戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、スプリンター争覇（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、トパーズ特別（名古屋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた29戦目は、ピラカンサ特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（1995年）

5月3日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般C1-1（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月29日、約8か月の休み明けで迎えた31戦目は、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7歳（1996年）

1月13日、中1週で迎えた32戦目は、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた33戦目は、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中越豊光騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったリアルヒューストンから1馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中1週で迎えた34戦目は、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中越豊光騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったビックノーマンから1馬身半差の2着に敗北した。

3月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中越豊光騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた36戦目は、一般C5-9（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で中越豊光騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、小田部雪騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1620m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた38戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1620m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシュンサクエースからハナ差の2着となった。

7月27日、中2週で迎えた39戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた40戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。