ラブレジェンド（2012年生、母オマイタ）

ラブレジェンド（2012年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（愛）＋伝説」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時9歳）と交配したオマイタが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）駿河牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方23戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の五葉山賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、駿河牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森田謙一によって2,152.5万円で落札された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

3月14日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

5月16日、中8週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

7月20日、中6週で迎えた4戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るデルマウンライマツを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

8月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の藤沢野焼祭賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクラウンエンジェルに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月30日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月20日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のキョウワシコウに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月4日、中1週で迎えた8戦目は、一関・平泉バルーン賞（盛岡芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、リガードリングに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアサクサキンボシに4馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

4歳（2016年）

3月12日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

4月23日、中5週で迎えた12戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、新食感!岩手・盛岡純米めん賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（8戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（水沢ダート850m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（9戦4勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

7月10日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（11戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（12戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のクドースに4馬身の差をつけて優勝

8月29日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、閉伊川川下り大会賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたランデックハーツ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（13戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月26日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、希望郷いわて国体開催記念花巻市賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（14戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

10月10日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、楽天競馬賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（15戦5勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた23戦目は、五葉山賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（16戦5勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のダイワスペシャルをハナ差振り切って6勝目を奪取した。

11月7日、中1週で迎えた24戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、レディスヴィクトリーラウンド盛岡第1戦（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、チョーハッピーに半馬身交わされて2着となった。

11月21日、中1週で迎えた25戦目は、一戸町郷土芸能祭賞（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（17戦6勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた26戦目は、奥州胆沢・ひめかゆスキー場賞（水沢ダート850m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（18戦6勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた27戦目は、陸前高田ホタワカ御膳賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（19戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2017年）

3月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、岩手競馬ウェルカム賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（20戦6勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。