ヒシマジェスティ（1997年生、母ユーワジュエル）

ヒシマジェスティ（1997年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時11歳）と交配したユーワジュエルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大北牧場。戦績は、中央平地32戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2001年の御堂筋ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月5日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は516kg。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったエルウェーフェースに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず3着に敗れた。

4月1日、中6週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸びを見せたが、勝ったスナークパワーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンワーランドを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月30日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（6戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフサイチハリアーに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月11日、中1週で迎えた8戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイムリートピックを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って優勝

7月2日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月30日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の夕月特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスターリングローズを半馬身振り切って3勝目をマークした。

10月22日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のドンカスターステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた13戦目は、J.ベイリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の2000ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた14戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のクリスマスキャロルハンデキャップ（阪神芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4歳（2001年）

1月14日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（5戦2勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（7戦2勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したタイキポーラに半馬身届かず2着となった。

3月4日、中2週で迎えた18戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタガノブライアンをクビ差振り切って優勝

4月7日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪-ハンブルクカップ（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月15日、約8か月半の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

5歳（2002年）

1月13日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したキングフィデリアを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月2日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず3着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安田康彦騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松永幹夫騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（8戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

6月29日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

7月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

8月3日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた31戦目は、3歳以上1600万下の漁火ステークス（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

8歳（2005年）

1月23日、約30か月の休養明けで迎えた32戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。