ロビンフット（2008年生、母サンディフォルス）

ロビンフット（2008年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「伝説上の弓の名手より。矢のようにとんでくるように」。毛色は青鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時11歳）と交配したサンディフォルスが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤石久夫。戦績は、中央平地32戦3勝2着2回、地方2戦0勝。2010年のいちょうステークス(オープン)に勝利した他、2010年のラベンダー賞(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

6月20日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマジカルポケットに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアブラカタブラに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネショコラーデをハナ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

8月29日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルギブソンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中5週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーシンブランを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

11月13日、中2週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた8戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

3歳（2011年）

2月13日、中7週で迎えた9戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

3月19日、中4週で迎えた10戦目は、3歳G3のファルコンステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着を確保した。

5月8日、中3週で迎えた12戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が鈍り17着に終わった。

6月19日、中5週で迎えた13戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

7月31日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4歳（2012年）

2月19日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた16戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、東風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた17戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた18戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた19戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月16日、連闘で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた21戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1500m 小雨/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた24戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた25戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた26戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

5歳（2013年）

5月19日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた28戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

9月22日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の三峰山特別（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた32戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた33戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、S3のゴールドカップ（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

6歳（2014年）

6月12日、約6か月の休養明けで迎えた34戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。