キングダイヤモンド（2020年生、母キングシスター）

キングダイヤモンド（2020年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノダイヤモンド（当時7歳）と交配したキングシスターが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は小松隆弘。戦績は、中央平地6戦0勝、地方9戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2023年のあじめ峡特別。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月29日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着を確保した。

11月12日、中1週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

3歳（2023年）

6月8日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳戦のあじめ峡特別（笠松ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカタリナマリーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

6月24日、中1週で迎えた5戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

10月8日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田口貫太騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

11月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったサラキャサリンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

3月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、奈良県酪農特別（姫路ダート1400m 小雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、シュネルクィーンに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、中2週で迎えた10戦目は、追悼記念ありがとうアイスバーグ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた11戦目は、春爛漫特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月1日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1230m 小雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のトモノボーイに5馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

6月12日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月9日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、ひょうごの穂々笑実特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、グッドハビッツに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミストルティンに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月12日、中2週で迎えた16戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のモカラエースをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。