ダンシングブルーム（1998年生、母シルヴァーキャップ）

ダンシングブルーム（1998年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時8歳）と交配したシルヴァーキャップが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地39戦3勝2着5回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年のアサカオーメモリアル(500万下)。

経歴

デビュー前

富田一幸厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

3月11日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

6月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

6月18日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦のあじさい特別（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハイフレンドピーチに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた6戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた8戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2002年）

1月26日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月28日、中6週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた14戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

5歳（2003年）

6月21日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から40kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月6日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた19戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のディアンをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったニシノムーンライトにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

9月28日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

6歳（2004年）

1月31日、中6週で迎えた23戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月14日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

7月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた25戦目は、3歳以上500万下の江差特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月10日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたエボニービジョン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月17日、連闘で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたゼリービーン決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

7月31日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

8月8日、連闘で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（9戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、チチンプイプイに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月15日、連闘で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（10戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた31戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のアサカオーメモリアル（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のブラストサンデーを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

9月11日、連闘で迎えた32戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた33戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、キョウワロアリングに半馬身交わされて2着となった。

10月23日、中2週で迎えた34戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（11戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

12月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の摂津特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

7歳（2005年）

2月5日、中7週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた38戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた39戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上1000万下の愛・地球博開催記念（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。