テイエムオースオー（2005年生、母エレガントハッピー）

テイエムオースオー（2005年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名＋王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオース（当時9歳）と交配したエレガントハッピーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着3回、地方25戦0勝2着2回。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

6月17日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、マイネブリッツにハナ差交わされて2着に惜敗した。

7月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたトウカイブレイズ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3歳（2008年）

4月5日、約8か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5月11日、中4週で迎えた6戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/重）に出走。17頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テキーラに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月18日、連闘で迎えた7戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた8戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月23日、中1週で迎えた11戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

10月24日、中8週で迎えた12戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、サーカス特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月21日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、イーバンク銀行IN船橋賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた14戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4歳（2009年）

1月4日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、宝船特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた16戦目は、黄梅特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月23日、約8か月半の休み明けで迎えた17戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた18戦目は、メープル特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったブルージュエルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月28日、中1週で迎えた19戦目は、11月3日は競馬の祭典JBC賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江川伸幸騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた22戦目は、南天特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で江川伸幸騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2010年）

1月1日、中0週で迎えた23戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江川伸幸騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた24戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた25戦目は、越生梅の里賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（7戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

2月16日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1五六（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（9戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた28戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、幸手桜祭賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（10戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月4日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（11戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた31戦目は、一般C1五（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（12戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンオールインにクビ差届かず2着となった。

5月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1四五（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（13戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江川伸幸騎手（14戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月4日、中7週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の一般C1 C2（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江川伸幸騎手（15戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた35戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、スターライト特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた36戦目は、フェニックス特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。