アオバコリン（1999年生、母コリンヌドゥブルイェール）

アオバコリン（1999年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時13歳）と交配したコリンヌドゥブルイェールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、地方40戦7勝2着3回。2003年のTCK女王盃(牝G3)で3着に入った他、2003年のマリーンカップ(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

菅原秀雄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2001年）

9月24日、デビュー戦は矢吹誠騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は479kg。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず3着に敗れた。

11月1日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢吹誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウエルカムトゥモロに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月10日、中5週で迎えた3戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1390m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢吹誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

3歳（2002年）

1月7日、中0週で迎えた5戦目は、3歳戦の松竹梅特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢吹誠騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のひなぎく特別（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢吹誠騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた7戦目は、佐宗応和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳ハンデ戦の紅梅特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

2月19日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐宗応和騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイアムトップガンに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

3月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の水仙特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐宗応和騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐宗応和騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の山吹特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐宗応和騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒカリシーザーを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月29日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐宗応和騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐宗応和騎手（6戦2勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のインパチェンス特別（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐宗応和騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のコマクサ特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐宗応和騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の夕顔特別（大井ダート1690m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で佐宗応和騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマルニキャプテンに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月18日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のデネブ賞（大井ダート1690m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で佐宗応和騎手（10戦3勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で佐宗応和騎手（11戦3勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず13着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた19戦目は、一般B2三（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で佐宗応和騎手（12戦3勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルハチマラネロに1馬身の差をつけて5勝目をマークした。

10月23日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で佐宗応和騎手（13戦4勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月2日、中0週で迎えた21戦目は、スターサファイア賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で佐宗応和騎手（14戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のトパーズ賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で佐宗応和騎手（15戦4勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヘイセイマキシムをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月13日、中2週で迎えた23戦目は、ノースウインド賞（大井ダート1690m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で佐宗応和騎手（16戦5勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクセレクションに4馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

4歳（2003年）

2月5日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

2月26日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4月28日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月21日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の’03スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は森下博騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したメイショウアームを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中4週で迎えた28戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で森下博騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定のハンデ戦の’03クリスタルナイトカップ（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったホウザングラマーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したアートブライアンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

11月3日、中7週で迎えた32戦目は、牝馬限定オープンの’03TCKディスタフ（大井ダート1790m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1790m 曇/重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた34戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5歳（2004年）

1月21日、中2週で迎えた35戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月26日、中4週で迎えた36戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月16日、約3か月半の休み明けで迎えた37戦目は、地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた38戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

9月15日、中7週で迎えた39戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた40戦目は、G2の彩の国浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。