バージンフォレスト（2003年生、母ソルティーレディー）

バージンフォレスト（2003年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「原始林」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したソルティーレディーが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地32戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の乙訓特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

4月9日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエレガンスボーイに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

6月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月10日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

11月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

4歳（2007年）

2月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の山国川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のレットバトラーに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったサクラランサーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るサウスティーダを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月27日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた15戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の摂津特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

5歳（2008年）

4月26日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦1勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた18戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

9月14日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（8戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた23戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2008ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

6歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（10戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月6日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（11戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

8月1日、中4週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の高千穂特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（12戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7歳（2010年）

4月3日、約8か月の休み明けで迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。