アカイトリノムスメ（2018年生、母アパパネ）

アカイトリノムスメ（2018年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「赤い鳥(アパパネ)の娘」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したアパパネが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年の秋華賞(牝G1)に勝利した他、2021年のオークス（優駿牝馬）(牝G1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月2日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

10月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のレーヴドゥラプレリに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月22日、中4週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスの赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のメイサウザンアワーに1馬身1/4の差をつけて優勝

3歳（2021年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のデイリー杯クイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のアールドヴィーヴルをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

4月11日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は横山武史騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したユーバーレーベンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月17日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のファインルージュを半馬身振り切って初のG1タイトルを獲得した。

11月14日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦3勝）。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

2022年5月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

4月9日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての5番ゲートからスタート。競走除外となった。