カネショウラメール（2014年生、母ニシノラメール）

カネショウラメール（2014年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のリーチザクラウン（当時8歳）と交配したニシノラメールが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。主な勝ち鞍は2018年のミミズク賞(一般C3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西山牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

10月8日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。馬体重は430kg。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

12月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

3歳（2017年）

2月1日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジストフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から41kg戻して迎えた4戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のエレガントビーナスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月1日、連闘で迎えた5戦目は、襟裳岬灯台賞（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイネディットに2馬身の差をつけて優勝

6月22日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、「AIRDO Biz」賞（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

7月6日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、マックスシャトルに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月20日、中1週で迎えた8戦目は、新ひだか町百年の赤松賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた9戦目は、がんばれ!門別 TCK議会賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩橋勇二騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた10戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、三石蓬莱山公園賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-1（門別ダート1000m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は岩橋勇二騎手（6戦2勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて4着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4歳（2018年）

7月2日、約9か月の休み明けで迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、カササギ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた15戦目は、カワセミ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月23日、中4週で迎えた16戦目は、トビウオ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた17戦目は、ムササビ賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ラヴインパレスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月19日、中4週で迎えた18戦目は、はやぶさ賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

11月27日、中5週で迎えた19戦目は、ミミズク賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメイショウロッソに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

5歳（2019年）

2月26日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、うぐいす賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

4月1日、中4週で迎えた21戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、オオタカ賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

4月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、みちのく岩手うまいものフェア賞（浦和ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。