ディープモンスター（2018年生、母シスタリーラヴ）
Deep Monster
2018.03.05
ディープモンスター（2018年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部+怪物」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したシスタリーラヴが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。2024年の小倉記念(ハンデG3)で3着に入った他、2021年のすみれステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
ＤＭＭバヌーシーにて総額7,800万円（3.9万×2000口）で一口馬主が募集された。
池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2020年）
10月31日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアルバーシャに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
12月12日、中5週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのエリカ賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアドマイヤハダルに半馬身届かず2着に敗北した。
3歳（2021年）
1月17日、中4週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの梅花賞（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のヴェローチェオロに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。
2月28日、中5週で迎えた4戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグロリアムンディに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。
4月18日、中6週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。
5月30日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦3勝）。17頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて16着に敗れた。
10月24日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳G1の菊花賞（阪神芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦3勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。
4歳（2022年）
1月29日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（6戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。
9月4日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したボスジラを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。
11月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマテンロウレオに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
5歳（2023年）
2月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、関門橋ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダンディズムに1馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。
3月12日、中4週で迎えた12戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、G2の金鯱賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。
4月30日、中6週で迎えた13戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦1勝）。17頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。
10月15日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
11月18日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のマイネルクリソーラに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。
デビュー前
ＤＭＭバヌーシーにて総額7,800万円（3.9万×2000口）で一口馬主が募集された。
池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。
2月18日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番ゲートからスタート。出走取消となった。
6歳（2024年）
6月1日、約6か月半の休み明けで迎えた16戦目は、G3の鳴尾記念（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（4戦2勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。
8月11日、中9週で迎えた17戦目は、ハンデG3の小倉記念（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。