メイブ（2005年生、母パトリシアローズ）

メイブ（2005年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ケルト神話に登場するコノートの女王」。毛色は鹿毛。種牡馬のカリズマティック（当時9歳）と交配したパトリシアローズが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は出口宜己。戦績は、中央平地7戦0勝、地方19戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の一般C5。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月6日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月23日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月25日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入った。

6月8日、中1週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入った。

6月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月9日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

11月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイファーシルバーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月11日、中1週で迎えた9戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

12月30日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、第21弾頑張れ笠松競馬騎手会（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパワーインパクトに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2009年）

1月9日、中0週で迎えた11戦目は、祝!達郎・陽子ご結婚!!（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のローテコスミオンをアタマ差振り切って断トツ人気に応えた。

3月12日、中8週で迎えた12戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、白鷺特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた13戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた14戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた15戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた16戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた17戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ジョーイーストンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月24日、中3週で迎えた18戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、2着となった。

8月19日、中3週で迎えた19戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のグッドプレイヤーを半馬身振り切って4勝目を手にした。

9月11日、中2週で迎えた20戦目は、舟山特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（9戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた21戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月26日、中8週で迎えた22戦目は、磨墨賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったフジノクロスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2010年）

1月1日、中4週で迎えた23戦目は、おめでとう!ラブミーチャン（笠松ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

1月21日、中2週で迎えた24戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（12戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したオクトパスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月9日、約5か月半の休み明けで迎えた25戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。