ジューシー（2004年生、母ジンミスカオリ）

ジューシー（2004年3月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「活力のある」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時9歳）と交配したジンミスカオリが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ニシケンファーム。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方32戦4勝2着5回。2009年の福山桜花賞(地方重賞)で2着に入った他、2010年の福山大賞典(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月9日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

3歳（2007年）

2月3日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

4月8日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5月12日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。4着に入った。

6月16日、中4週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したサトノアマゾネスに半馬身届かず2着となった。

6月30日、中1週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマルタカエンペラーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月21日、中2週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

4歳（2008年）

3月29日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた11戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

8月27日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

10月12日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、秋祭り特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月19日、連闘で馬体重を前走から16kg絞って迎えた14戦目は、マリーゴールド特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた15戦目は、桂浜特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

11月16日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、紫式部特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた17戦目は、サフラン特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のトミノプラネットをクビ差制して久方ぶりに美酒を浴びた。

5歳（2009年）

1月17日、中6週で迎えた18戦目は、新春賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンディナナから1馬身半差の2着となった。

2月1日、中1週で迎えた19戦目は、節分草特別（福山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐原秀泰騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアナザースターをクビ差制して3勝目をつかんだ。

2月15日、中1週で迎えた20戦目は、いろは丸特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐原秀泰騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラベンケイに3馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

3月1日、中1週で迎えた21戦目は、桃の花特別（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で佐原秀泰騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラベンケイから4馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中2週で迎えた22戦目は、Jpn3の黒船賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で佐原秀泰騎手（9戦3勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた23戦目は、地方重賞の福山桜花賞（福山ダート2250m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐原秀泰騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラマテングから2馬身半差の2着となった。

5月4日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた24戦目は、Jpn3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐原秀泰騎手（11戦3勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた25戦目は、福山ばら祭特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で佐原秀泰騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月5日、中6週で迎えた26戦目は、ほおづき特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で佐原秀泰騎手（13戦3勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラベンケイから1馬身半差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の福山スプリントカップ（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で佐原秀泰騎手（14戦3勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月7日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、地方重賞の農林水産大臣賞典開設60周年記念瀬戸内賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で佐原秀泰騎手（15戦3勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月25日、中6週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた29戦目は、地方重賞の福山菊花賞（福山ダート2250m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で佐原秀泰騎手（16戦3勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた30戦目は、ふいご祭特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で佐原秀泰騎手（17戦3勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンディナナから1馬身差の2着となった。

11月15日、連闘で迎えた31戦目は、さそり座特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は19戦連続で佐原秀泰騎手（18戦3勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサムライランボーをアタマ差制して断然人気に応えた。

12月6日、中2週で迎えた32戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、師走特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた33戦目は、冬籠り特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（19戦4勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2010年）

1月3日、中1週で迎えた34戦目は、地方重賞の福山大賞典（福山ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（20戦4勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、春らんまん特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（21戦4勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた36戦目は、地方重賞の福山桜花賞（福山ダート2250m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（22戦4勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた37戦目は、君子欄特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（23戦4勝）。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月6日、中5週で迎えた38戦目は、芒種特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（24戦4勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（2011年）

6月4日、約12か月の休養明けで迎えた39戦目は、ラベンダー特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐原秀泰騎手（25戦4勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた40戦目は、くちなし特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で佐原秀泰騎手（26戦4勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた41戦目は、青田特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で佐原秀泰騎手（27戦4勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた42戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の福山スプリントカップ（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月12日、中7週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた43戦目は、サファイアオープン（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（28戦4勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。