オトメザプリンセス（2002年生、母オトメザ）

オトメザプリンセス（2002年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母オトメザの大切な女の子」。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時16歳）と交配したオトメザが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川越ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、地方35戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月7日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3歳（2005年）

3月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のバルーションに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月17日、中2週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

8月21日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた6戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

10月23日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田鉄平騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4歳（2006年）

3月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で池田鉄平騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

5月7日、中6週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた11戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、あやめ特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた12戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた13戦目は、競馬専門紙ホープ杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた16戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、書道・顔真流杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた18戦目は、トシオトコ記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るチャンスザチャンスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

8月27日、中1週で迎えた19戦目は、孔雀草特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプラントコンコルドに2馬身の差をつけて優勝

9月10日、中1週で迎えた20戦目は、雁金草特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（3戦2勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るイチバンタイソウシを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って雨中の混戦を制した。

10月3日、中2週で迎えた21戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた22戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた23戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた24戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したツルギエイブルマンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

11月28日、中1週で迎えた25戦目は、プリムラ賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（8戦3勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた26戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で畑中信司騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5歳（2007年）

1月3日、中0週で迎えた27戦目は、初夢特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で畑中信司騎手（10戦3勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、一般B3-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で畑中信司騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で畑中信司騎手（12戦3勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた30戦目は、れんげそう特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で畑中信司騎手（13戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月14日、中0週で迎えた31戦目は、つつじ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で畑中信司騎手（14戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた32戦目は、松宮充有紀誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で畑中信司騎手（15戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた33戦目は、焼肉のときわ亭杯（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で畑中信司騎手（16戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた34戦目は、一般B3-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で畑中信司騎手（17戦3勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた35戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で畑中信司騎手（18戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアップストライドを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月30日、中2週で迎えた36戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で畑中信司騎手（19戦4勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月12日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で畑中信司騎手（20戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のフォルツァートを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

9月9日、中3週で迎えた38戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で畑中信司騎手（21戦5勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた39戦目は、萩の花特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で畑中信司騎手（22戦5勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月20日、中7週で迎えた40戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C1（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた41戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた42戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、阿蘇米塚カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた43戦目は、師走特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（2008年）

1月23日、中2週で迎えた44戦目は、一般C1 2（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキリシマスピードから半馬身差の2着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた45戦目は、新冠特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。