マサノブルース（2007年生、母パルティシオン）

マサノブルース（2007年3月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「馬主名より＋音楽名」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時15歳）と交配したパルティシオンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害14戦2勝2着2回。2012年の京都ジャンプステークス(JG3)に勝利した他、2011年の東京ハイジャンプ(JG2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月17日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた2戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

3月21日、中6週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に終わった。

7月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

10月30日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

11月27日、中3週で迎えた7戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のキシュウグラシアに3/4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月26日、中3週で迎えた8戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2011年）

1月15日、中2週で迎えた9戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で佐久間寛志騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月24日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で佐久間寛志騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた11戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた12戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 曇/重）に出走。鞍上は佐久間寛志騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったマジェスティバイオから4馬身差の2着となった。

9月19日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。14着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた14戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐久間寛志騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

5歳（2012年）

9月15日、約11か月の休み明けで迎えた15戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた16戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月10日、中3週で迎えた17戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のバアゼルリバーに3馬身半の差をつけて待望の重賞初制覇を果たした。

7歳（2014年）

5月10日、約18か月の休養明けで迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/良）に出走。鞍上は佐久間寛志騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマカツハクリュウから1馬身1/4差の2着となった。

8歳（2015年）

1月31日、約9か月の休み明けで迎えた19戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。