セーノークイン（2010年生、母マルタカチェリー）

セーノークイン（2010年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「西濃より＋女王」。毛色は鹿毛。種牡馬のタップダンスシチー（当時13歳）と交配したマルタカチェリーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）細道牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方30戦11勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2四五六。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月25日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、メイショウマンボに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月9日、中1週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

3歳（2013年）

1月14日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

7月27日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月31日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた8戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のまねき馬倶楽部in笠松競馬場（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオグリテツを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、アスパラガスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の神無月特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた11戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2014年）

4月25日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るラステラッサを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

5月15日、中2週で迎えた13戦目は、一般B6a（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアキノセイレンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月26日、中1週で迎えた14戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で尾島徹騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のレインボーオーラをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

6月16日、中2週で迎えた15戦目は、穂高特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾島徹騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったマルカリードに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾島徹騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジョイフルサンデーに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月12日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた18戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた19戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた20戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

5歳（2015年）

2月19日、中9週で迎えた21戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシュヴァンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアンビュランスに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

3月16日、中1週で迎えた23戦目は、孟春特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエスケイティアラを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って8勝目を奪取した。

4月27日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、菜の花特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（9戦5勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた25戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般A4 B3（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノルウェーノモリに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月15日、中4週で迎えた26戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、飛水峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ジャーサンプラーンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月29日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のアンソルスランに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月26日、約4か月の休み明けで迎えた28戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、なでしこ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた29戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた30戦目は、彩の国黒豚賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた31戦目は、一般C1九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6歳（2016年）

1月6日、連闘で迎えた32戦目は、ジャニュアリー賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた34戦目は、白加賀賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月29日、中3週で迎えた35戦目は、高野克朗退職記念（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月25日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、春紫苑賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた37戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた38戦目は、シャクナゲ賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月15日、中1週で迎えた39戦目は、さくらんぼ特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着を確保した。

7月5日、中2週で迎えた40戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のディーエスマンボに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月27日、中2週で迎えた41戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋元耕成騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。