リンデンマイヒメ（1996年生、母ヌアージャハン）

リンデンマイヒメ（1996年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時10歳）と交配したヌアージャハンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

9月19日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったヴァレンテフォリーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（1999年）

3月6日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月14日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったコウヨウヒーローにねじ伏せられて7馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のビガファイターを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

4月18日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦1勝）。17頭立ての8番人気で大外17番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（5戦1勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

6月13日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月25日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、逃げるリトルマーベルを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松永昌博騎手（9戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

9月19日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で松永昌博騎手（10戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で松永昌博騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったアバンチュールにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で松永昌博騎手（12戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

4歳（2000年）

5月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

5月20日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（13戦1勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（14戦1勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

8月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

8月27日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月16日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のテンカフブをアタマ差振り切って久々に白星を挙げた。

10月28日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた26戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。