ブラックライヴリー（1999年生、母トーシンラブリー）

ブラックライヴリー（1999年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のライブリーワン（当時14歳）と交配したトーシンラブリーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は森田芳男。戦績は、中央平地6戦0勝、地方17戦10勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の一般C1七八。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

4月21日、デビュー戦は佐藤年毅騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未出走（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月18日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤年毅騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた4戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

6月30日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤年毅騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月3日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエムティークルーズを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るテラプロメッサを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

8月24日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメイプルに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

9月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蔵重浩一郎騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホーキングトライブに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で蔵重浩一郎騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフミノホクトを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月14日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、世界一周堂特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蔵重浩一郎騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレオサイクロンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

10月28日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で蔵重浩一郎騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のグレートセンリをハナ差振り切って6勝目を挙げた。

11月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で蔵重浩一郎騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコジーンノホシを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月19日、連闘で迎えた15戦目は、一般B3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で蔵重浩一郎騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイキプライマリーを上がり0位の末脚で半馬身差し切って7勝目を手に入れた。

12月1日、中1週で迎えた16戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキー（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた17戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（9戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケンロクホマレに3馬身の差をつけて8勝目をゲットした。

4歳（2003年）

1月16日、中3週で迎えた18戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマルカカイゼルをクビ差振り切って9勝目を手にした。

2月2日、中1週で迎えた19戦目は、山王特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、桂浜特別（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた21戦目は、杉並区特別（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したウイニングハットにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1七八（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のプリンセスワルツをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

4月24日、中5週で迎えた23戦目は、六分儀座特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。競走中止となった。