タヤスバラード（1996年生、母タヤスメモリー）

Tayasu Ballade

1996.04.18

タヤスバラード（1996年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時13歳）と交配したタヤスメモリーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は原田牧場。戦績は、中央平地13戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

3月6日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったプロティウスにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

3月28日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トウカイノホシにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月2日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したウィズダムを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月19日、中6週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニュースビートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月3日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエアウッズに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2000年）

4月8日、約9か月半の休み明けで迎えた7戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカルミネーションに5馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

4月29日、中2週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったトウカイパルサーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月14日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦3勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月2日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月8日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上900万下のSTV杯（函館芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5歳（2001年）

1月13日、約6か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（8戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。