マイネルヘンリー（2004年生、母エンプレスマティルダ）

マイネルヘンリー（2004年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時17歳）と交配したエンプレスマティルダが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地10戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年のゆりかもめ賞(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって850.5万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月26日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた2戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 小雨/良）に出走。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したエフティイカロスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月24日、中1週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセントラルカフェをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2007年）

1月14日、中2週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着を確保した。

1月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエルソルダードに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

3月24日、中7週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

4月28日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 雨/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

4歳（2008年）

4月27日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の六社特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたシルクダッシュ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月1日、中1週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。