シルクブリッツ（2006年生、母イシノビリーヴミー）

シルクブリッツ（2006年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋電撃」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時14歳）と交配したイシノビリーヴミーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方22戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,300万円（2.6万×500口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月13日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

8月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

8月24日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセイクリムズンを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

12月13日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

12月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3歳（2009年）

1月24日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下のなずな賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

4歳（2010年）

5月8日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

5歳（2011年）

1月30日、約9か月の休み明けで迎えた8戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

5月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、ハヤチネウスユキソウレース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた11戦目は、焼石岳レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月24日、中6週で迎えた12戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、宮古魚菜市場レース（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた13戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、十和田市現代美術館レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月20日、連闘で迎えた14戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、ムーンライトカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた15戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、おおのミルク村ゆめレース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた16戦目は、ハーベストカップ（盛岡芝1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた17戦目は、保呂羽山霜月神楽レース（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月17日、連闘で迎えた18戦目は、シリウス賞（盛岡芝1700m 小雨/重）に出走。鞍上は南郷家全騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた19戦目は、南部鉄器レース（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた20戦目は、秋嶺賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた21戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた22戦目は、祈震災復興駒形賞（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は南郷家全騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

6歳（2012年）

4月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた23戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月14日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモサンドリヨンを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

4月22日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったモンセルバンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月29日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイロマンスを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って単勝一倍台の評価に応えた。

5月14日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で南郷家全騎手（12戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマルヴァジアに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月1日、中4週で迎えた30戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で南郷家全騎手（13戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったウメノカイウンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月16日、中1週で迎えた31戦目は、馬ふゅーむ賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で南郷家全騎手（14戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。