ヒラボクソング（2007年生、母ソフォリフィク）

ヒラボクソング（2007年3月8日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のUnbridled's Song（当時14歳）と交配したソフォリフィクが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回、地方9戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月16日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、ミスタールイスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月21日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシゲルタダカツをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

5月23日、中9週で迎えた5戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5歳（2012年）

2月18日、約20か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

3月31日、中5週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力で渋太く粘り続けて、最後は2着のタイキブルースを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

4月14日、中1週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって16着に敗れた。

5月27日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

9月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた14戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘魂で渋太く持ち堪えて、最後は2着のハネムーンゴシップに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月8日、中3週で迎えた15戦目は、小春特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のユメユメユメをアタマ差振り切って勝利をモノにする

12月10日、中4週で迎えた16戦目は、冬菊特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のフリーゲンに1馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

6歳（2013年）

1月7日、中3週で迎えた17戦目は、ありがとう!フリオーソ引退記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、シンボリマルセイユにハナ差交わされて2着に甘んじた。

2月1日、中3週で迎えた18戦目は、立春特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ハテンコウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月14日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、大磯町特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

7月17日、中4週で迎えた20戦目は、九十九里特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。