プラネタリーリング（2004年生、母リトルソルジャー）

プラネタリーリング（2004年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「惑星の環」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時8歳）と交配したリトルソルジャーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方34戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の日本一の白樺林レース(一般C1四)。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月21日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

2月18日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月1日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月2日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のガーネット賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴールドジェットを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月8日、中9週で迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

4歳（2008年）

2月18日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた9戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた10戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般B1三（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた12戦目は、一般B2一（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2一（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた14戦目は、水無月賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた15戦目は、擬宝珠レース（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた16戦目は、オーガストカップ（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた17戦目は、セプテンバーカップ（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた18戦目は、金田一温泉レース（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で高橋悠里騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた19戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた20戦目は、ハーベストカップ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（9戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた21戦目は、岩谷堂箪笥レース（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（10戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた22戦目は、黒豆入り味付け餅レース（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（11戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた23戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、えさし郷土文化館レース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた24戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、又一の滝レース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた25戦目は、氷渡探検洞レース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

5歳（2009年）

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（12戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クニノサンダーに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月28日、連闘で迎えた27戦目は、碁石海岸レース（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（13戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月6日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（14戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（15戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（16戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月17日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（17戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（18戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケージーシルキーを捕まえ切れず、9馬身差の2着となった。

6月15日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（19戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず最後はスイートパドドゥと並んで7着同着となった。

6月22日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（20戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウィンズラブに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月18日、中3週で迎えた36戦目は、サンドクラフトinみたねレース（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（21戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウェルスビューロウを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って2勝目をマークした。

8月1日、中1週で迎えた37戦目は、日本一の白樺林レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋悠里騎手（22戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラックドーンに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月15日、中1週で迎えた38戦目は、風鈴賞（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高橋悠里騎手（23戦3勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

8月24日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた39戦目は、釜石大観音レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で高橋悠里騎手（24戦3勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた40戦目は、森と水のシンフォニー岩泉レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で高橋悠里騎手（25戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。