ドミニクバローズ（2010年生、母インデポジット）

ドミニクバローズ（2010年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時10歳）と交配したインデポジットが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地4戦0勝、地方17戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の一般C6。

経歴

デビュー前

1歳のとき、林孝輝から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、猪熊広次によって840万円で落札された。

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

6月1日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

8月4日、中8週で迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート2400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

9月15日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

10月18日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の志帆ILOVEYOU記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた6戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったネオヴァンキッシュをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

11月27日、中3週で迎えた7戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のスヴァローグに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月4日、連闘で迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4歳（2014年）

1月2日、中3週で迎えた9戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキーヴューに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月5日、中2週で迎えた11戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のマツカゼグリーンをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

2月21日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（4戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた13戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマッシヴビクトリーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中2週で迎えた14戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエクセルギーに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4月3日、連闘で迎えた15戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（7戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒロノクリプーに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5月2日、中1週で迎えた17戦目は、しょうぶ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（9戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

6月12日、中5週で迎えた18戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（10戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のベアータに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月27日、中1週で迎えた19戦目は、はまゆう特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で安部幸夫騎手（11戦6勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月29日、中4週で迎えた20戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1八 C2五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七八（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。