マツカゼグリーン（2010年生、母ギフト）

マツカゼグリーン（2010年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「松風＋緑」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時16歳）と交配したギフトが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）オリオンファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方23戦9勝2着10回。主な勝ち鞍は2014年の紫陽花特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月27日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

3月16日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3月23日、連闘で迎えた4戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月5日、中5週で迎えた5戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

4歳（2014年）

1月1日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、さなの夢馬券記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテナンゴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月15日、中1週で迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したアドマイヤキンボシにクビ差届かず2着に甘んじた。

1月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るコハクフェアリーを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

2月5日、連闘で迎えた10戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったドミニクバローズをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

2月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般C16（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた12戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったマヴェリックブルーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中2週で迎えた13戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンジョベーゼに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4月3日、連闘で迎えた14戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトーホウノブナガに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月1日、中3週で迎えた15戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るホークオブサミットを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月9日、連闘で迎えた16戦目は、れんげ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエスペラールに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒロノクリプーを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月6日、中1週で迎えた18戦目は、紫陽花特別（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（7戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエドノマツカゼを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

6月23日、中1週で迎えた19戦目は、かに座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（8戦6勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったライブリヘイローに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、荒子川賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（9戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったエターナルトルースに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた21戦目は、大銀杏賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったスマートジュメイラに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた22戦目は、籠枕賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフューリアイズに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月3日、中3週で迎えた23戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、金シャチけいばNAGOYAジョッキーカップ（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

9月17日、中1週で迎えた24戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエスペラールに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた25戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、秋ナス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた26戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、シルバーホイップ賞（名古屋ダート1800m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたカピタン決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた27戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、カケス賞（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた28戦目は、鉢叩賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（11戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したコハクフェアリーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた29戦目は、JAあいち海部あまじまんカップ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（12戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサマーキララを凄まじい末脚で半馬身差し切って断然の支持に応えた。