サンジョベーゼ（2010年生、母メルロースウィート）

サンジョベーゼ（2010年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「赤ワイン用のぶどうの品種名」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時16歳）と交配したメルロースウィートが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方29戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の名古屋ロウリュウ賞(一般C12)。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

7月6日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

8月18日、中5週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた3戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた4戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた6戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた7戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキーヴューに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月27日、中2週で迎えた8戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた9戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木之前葵騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた10戦目は、岸本政夫記念（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で木之前葵騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

4歳（2014年）

1月2日、中1週で迎えた11戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で木之前葵騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

1月15日、中1週で迎えた12戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るコハクフェアリーを豪快な末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

1月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったマイアミムーンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

2月5日、連闘で迎えた14戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた15戦目は、一般C16（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた16戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた17戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマツカゼグリーンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月2日、連闘で迎えた18戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた19戦目は、小判草特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 小雨/不良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた21戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木之前葵騎手（10戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた22戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（11戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月11日、連闘で迎えた23戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（12戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したクーファリリーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中1週で迎えた24戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（13戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた25戦目は、名古屋ロウリュウ賞（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（14戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るホームイモンを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月25日、中1週で迎えた26戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、さるすべり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったスヴァローグに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた28戦目は、ゴマナ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた29戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（15戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた30戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた31戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は持原大志騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた32戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（16戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。