シャコースピリット（2000年生、母スロクエリタージュ）

シャコースピリット（2000年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋精神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエルハーブ（当時9歳）と交配したスロクエリタージュが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は室田千秋。戦績は、中央平地3戦0勝、地方18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の2歳。

経歴

デビュー前

柿本政義厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2002年）

8月30日、デビュー戦は山田信大騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は398kg。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったペイトリオティックに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のユメノジェネラスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月21日、中4週で迎えた3戦目は、2歳オープンの若武者賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月6日、中1週で迎えた4戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の野菊特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦の冬苺特別（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は山田信大騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦の千両特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

3歳（2003年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカーネーション特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

10月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

11月6日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた14戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったイシノプロジェットに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

12月17日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

4歳（2004年）

1月16日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた17戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月9日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の闘争本能で渋太く粘り込んで、最後は2着のアフリートスキーに1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

4月1日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、工藤伸輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5歳（2005年）

4月14日、約10か月の休み明けで迎えた21戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で工藤伸輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。