ラキエータ（2019年生、母ウィルパワー）

ラキエータ（2019年2月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ロケット(ロシア語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時16歳）と交配したウィルパワーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,000万円（6万×500口）で一口馬主が募集された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

9月18日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。馬体重は408kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のダイヤモンドフジに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月9日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳1勝クラスのりんどう賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3歳（2022年）

2月5日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 雪/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

4月9日、中8週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

7月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの長万部特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサトノレーヴをアタマ差振り切って2勝目を獲得した。

7月24日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの知床特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したカルネアサーダを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた7戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの新津特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

12月18日、中6週で迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの有松特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2023年）

2月18日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月22日、中8週で迎えた11戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

7月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシゲルファンノユメを3/4馬身振り切って優勝

7月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスのTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月21日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（4戦1勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

12月10日、中6週で迎えた15戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの知立ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2024年）

3月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたソウテン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月16日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのUHB杯（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。

7月20日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスのTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

9月22日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの志摩ステークス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（5戦1勝）。17頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。