ハリスツィード（2001年生、母ゴージャスハート）

ハリスツィード（2001年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スコットランドの最高の羊毛」。毛色は鹿毛。種牡馬のオジジアン（当時18歳）と交配したゴージャスハートが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方33戦10勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年のゴールデンジョッキー(一般C1以下)。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

8月22日、デビュー戦は林満明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。17頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

11月8日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C4 C5-11（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラクリスタルに3/4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月28日、中2週で迎えた5戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた6戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、一般C4 13（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、一般C4-7（高崎ダート1330m 曇/稍重）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2005年）

2月12日、中5週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた8戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた10戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のスイートピー賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマウントエンゼルを上がり0位の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

7月18日、連闘で迎えた12戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアネックスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

8月30日、中5週で迎えた13戦目は、スピカ特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバハマクールに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月13日、中1週で迎えた14戦目は、本田雅人金沢初来訪記念（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マウントエンゼルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた15戦目は、一般C5-2（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部竜司騎手（4戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラボーライオンに8馬身の差をつけて優勝

10月9日、中1週で迎えた16戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で安部竜司騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルーサイレンサーに4馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

10月18日、連闘で迎えた17戦目は、一般C4-7（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で安部竜司騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るコスモプレトリアを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って6勝目を獲得した。

11月28日、中5週で迎えた18戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜シルバー（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカナディアンタッチに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月11日、中1週で迎えた19戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキー（金沢ダート1700m 雪/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマヤノギンガを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5歳（2006年）

3月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、一般B1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメップダッシュに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月9日、中1週で迎えた21戦目は、K&Kウェディング杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた22戦目は、じいちゃん・麻友・勝也誕生日記念（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（9戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた23戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（10戦6勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マウントサンデーに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月20日、中3週で迎えた24戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部竜司騎手（11戦6勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエクスベンチャーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて10勝目を達成した。

7月16日、中3週で迎えた25戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安部竜司騎手（12戦7勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた26戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部竜司騎手（13戦7勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

10月24日、中9週で迎えた27戦目は、もみじ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で安部竜司騎手（14戦7勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

6歳（2007年）

6月11日、約7か月半の休養明けで迎えた28戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で安部竜司騎手（15戦7勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた29戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で安部竜司騎手（16戦7勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた30戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、べにばな特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた31戦目は、あさがお特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた32戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた33戦目は、葉月賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた34戦目は、もみじ特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月3日、中5週で迎えた35戦目は、陽南ちゃん3歳誕生日記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた36戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

7歳（2008年）

3月31日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた37戦目は、能登演劇堂ロングラン杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で堀場裕充騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月28日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた38戦目は、一般C2-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で堀場裕充騎手（8戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で堀場裕充騎手（9戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。