マウントエンゼル（2001年生、母マウントカラー）

マウントエンゼル（2001年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋天使」。毛色は栗毛。種牡馬のブロッコ（当時10歳）と交配したマウントカラーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷武志。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の石川県馬主協会長賞(一般C1-1)。

経歴

デビュー前

内藤一雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

7月10日、デビュー戦は徳吉孝士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。馬体重は510kg。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

8月14日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた3戦目は、3歳オープンの長月特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

4歳（2005年）

4月19日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜ブロンズ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、一般C5-7（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた7戦目は、一般C5-6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトウショウサンダーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月12日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-6（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサーストンヴァースに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月26日、中1週で迎えた9戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦のスイートピー賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は古性秀之騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハリスツィードに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月26日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4-4（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクニノリューオーに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月9日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のたけお・ますみ結婚記念（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプリンセスサンデーに8馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月23日、中1週で迎えた13戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコスモプレトリアを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

9月6日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のダリア賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で古性秀之騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビコーシャインに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月13日、連闘で迎えた15戦目は、本田雅人金沢初来訪記念（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で古性秀之騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハリスツィードを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月23日、中0週で迎えた16戦目は、正花園杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で古性秀之騎手（9戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のディアブロサンダーに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月18日、中3週で迎えた17戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で古性秀之騎手（10戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアネックスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

11月1日、中1週で迎えた18戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で古性秀之騎手（11戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメップダッシュを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。