エクスベンチャー（2001年生、母ディスタントムーン）

エクスベンチャー（2001年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋冒険」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時14歳）と交配したディスタントムーンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内山田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方35戦10勝2着9回。主な勝ち鞍は2006年の一般B1-3。

経歴

デビュー前

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

8月14日、デビュー戦は佐久間寛志騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は504kg。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

10月11日、中7週で迎えた2戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るミスリルを上がり0位の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

11月3日、中2週で迎えた3戦目は、一般C12（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のロフティワンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月23日、中2週で迎えた4戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた5戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノビーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中1週で迎えた6戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブラックバードエーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2005年）

1月12日、中1週で迎えた7戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヴァリュードラブをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

1月26日、中1週で迎えた8戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（6戦3勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

2月10日、中1週で迎えた9戦目は、一般C9 11（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で東川公則騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るメジロアンソニーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月25日、中1週で迎えた10戦目は、梅花特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で東川公則騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトウショウグローズを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

3月11日、中1週で迎えた11戦目は、笠松競馬存続署名ありがとう（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で東川公則騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテラノグッドマンに1馬身半の差をつけて6勝目をつかんだ。

4月5日、中3週で迎えた12戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で東川公則騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ディアブロチャンプに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で東川公則騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた14戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で東川公則騎手（12戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カントウピースに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月15日、中2週で迎えた15戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で東川公則騎手（13戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカントウブリッツを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で東川公則騎手（14戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るティーブライアンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

9月21日、中2週で迎えた17戦目は、秋分特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で東川公則騎手（15戦7勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた18戦目は、ザ・グリーンプラザ杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で東川公則騎手（16戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カントウブリッツに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた19戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた20戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（17戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のティーブライアンをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

12月28日、中4週で迎えた22戦目は、シクラメン特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（18戦8勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5歳（2006年）

1月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（19戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた24戦目は、一般B6a（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（20戦8勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

2月22日、中1週で迎えた25戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（21戦8勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

3月28日、中4週で迎えた26戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、雪割草特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したユウワンキングを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

4月11日、中1週で迎えた27戦目は、山桜特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキタノカガヤキを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中1週で迎えた29戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコルシカタイムに1馬身の差をつけて優勝

5月21日、中1週で迎えた30戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、しゃくやく特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた31戦目は、競馬専門紙ホープ杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた32戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハリスツィードに交わされて3馬身差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた34戦目は、えぞぎく特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアローイモンを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って10勝目を達成した。

7月30日、中1週で迎えた35戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた36戦目は、トシオトコ記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。