キングデール（1996年生、母ユニオンデール）

キングデール（1996年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時10歳）と交配したユニオンデールが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川崎清。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回、地方4戦1勝2着1回。1999年のダービーグランプリ(G1)で2着に入った他、1999年のサラブレッドチャレンジカップ(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川崎清から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって850.5万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

6月14日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館ダート1000m 小雨/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

6月20日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月23日、中6週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた5戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のキンショーテガラに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

11月22日、中5週で迎えた7戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑田早人騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3歳（1999年）

1月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下の若竹賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蓑田早人騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蓑田早人騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月14日、中3週で迎えた11戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蓑田早人騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

2月21日、連闘で迎えた12戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で蓑田早人騎手（7戦1勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6月12日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったサンユウリュウオーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月27日、中1週で迎えた14戦目は、玉井智光騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月7日、中5週で迎えた15戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスプリングフォースに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

9月14日、中4週で迎えた16戦目は、3歳G3のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート2000m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のデルマギャンブラーに5馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

10月2日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦2勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

11月3日、中4週で迎えた18戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、タイキヘラクレスに3/4馬身交わされて2着となった。

12月15日、中5週で迎えた19戦目は、G2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4歳（2000年）

3月25日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

5月4日、中5週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた21戦目は、G3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月20日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた22戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 雨/重）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた23戦目は、レインボーステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（6戦2勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた24戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（東京芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。